2018.03.03 ミライスカート ワンマンLIVE ミラミラの日 @京都メトロ

33日、ミライスカートワンマンLIVE"ミラミラの日"。2016年から始まり今年で3回目の開催だそう。ワンマンLIVE。定期LIVEとは違う、年にたった数回だけの、アイドルにとって大事なイベント。今回、女性客の入場は先着順との事で、意識高めて開場並び1番乗りに成功(必死系)。結果ほぼ最前に入れました。1つ気になったのが客入りBGMに使ってたミラスカノンストップmix。あれ誰が作ったんだろう。もしかしてDJまりちゃん???いやでも結構本格的に繋いであったし…まりちゃんに聞いておけば良かった。

そんなこんなで開演!overtureが終わり『未来ノート』のイントロと共に出てくるまりちゃん…か、か、か、可愛い!シフォン地のパフスリーブが付いたピンクのチュニック風ワンピース(確か私服)に、リボン付きのピンクのカチューシャ on 黒髪サラサラロングヘア、足元はレースの白ソックスに黒のストラップシューズ。まさにThe 女の子!な出で立ち。そこにひな祭りの丸もちのようなコロンとしたイヤリング、そしてネイビーやグレーの渋めな差し色が入り「ピンクを基調としつつ和風なニュアンスも取り入れたひな祭りコーデ」という感じで、ただひたすらに可愛い!!!あと最前はステージの迫力がダイレクトに来るので否応にも盛り上がりますね。開始早々テンション爆上げでミラミラコールにも熱が入ります!ミラミラ!
続く『逆境ガール』『メグリメグル』とアゲ曲が続きます。『1秒前のシンデレラ』では久々に来たであろう古い女性ファン達が嬉々とフリコピしててそれだけでグッと来ました。
一転し『Melody』。曲が進むにつれまりちゃんが曲の世界に入っていくのが分かる。<夢から覚めた後もあなたがいてくれたら>胸に当てた手のひらがそのままにじるように服の布を掴む様は、私のイメージするミライスカートの世界の女の子像、"情感たっぷりな京都の女の子"そのままで良かったです。
千年少女~Tin Ton de Schon~』からの『キラ☆ヒラ♡レボ★エボ』<おめかしは済んだでしょうか?>の部分でちょっと糸目になりながらアイラインを引いたりチークをはたくフリをするまりちゃん…可愛い!!!アイドルの振り付けでメイクをする振り付けって何でこんなにグッと来るんだろう。メイクをする振り付けに限らず、スカートの裾を摘んだり…"女の子"を感じさせる振り付けは良いなあ。ミラスカはそういう振り付けが多くて女性ファンのツボを心得てるというか。それに合わせ、この時のまりちゃんはちょっとちょけた雰囲気でそれをやってて、ますます可愛かったです。
そして突然始まる児島真理奈劇場。「明かりを付けましょぼんぼりに〜♪」と歌いながら桜の花びらを撒き出す児島真理奈さん。「はっ!こんなに会場を汚してしまってミーゴ様に怒られる〜!」と取り乱す児島真理奈さん。ミーゴ様をステージに招き入れる児島真理奈さん…ミライスカートバンドの登場です!
ミライスカートバンドとしてプレイしたのは『ミーゴ!ゴミーゴ!』『Mirror Ball』『コ・イ・ハ・カ・プ・チ・ー・ノ』『ギ・ミ・ユ・ラ』の4曲。バンド、観る前まで難色を示してましたが、この日初披露の曲は危なげな印象を受けたものの、演奏は想像以上にまとまってて良かったと思いました。ただ、単純にああいう重いノリの演奏を楽しめる素養が自分には無いというか…うーん。でもせっかくここまで形にしているし、バンドメンバー全員が同じくらいやる気なら然るべき場所で頑張ったらいいんじゃないかな、と思います。
再びミライスカートのパート!『ハナビ』からの『Rocket Love』、バンド明けでも一気に煌めいた世界に引き戻されるアゲハ曲の持つパワーにハッとします。そこからまた一気にテンションが上がり『ハンナリ☆スター』『COSMOsSPLASH』『鉄則Aライン』のアゲ曲メドレーではハチャメチャに踊りまくりました。気持ちいい!『COSMOsSPLASH』とか最初の頃は楽曲派気取って「速い曲はな〜(*_*)」ってなってたんですが、今ではこの曲が来た時の脳汁の出っぷり(スプラッシュ)が凄いです。ミラスカに通い出して半年くらいになりますが、それぞれの曲の楽しみ方が自分の中でだいぶ分かってきた気がします。
LIVEも終盤へ。『Beautiful Days』、この曲のまりちゃんの、未来を見つめるような遠くに伸びる視線が好きです。終始笑顔でいながら、凛として気高い。関空フリーLIVE以来本当に大好きな曲。ラストは『おねがい』、本来4人で歌うこの曲はとても早口で、1人で踊りながら歌うのはかなり大変らしく、今日は歌を大事にするため椅子に座ってのパフォーマンスに。なのですが、気負いし過ぎてしまったのか歌詞が飛んでしまったり歌い出しがズレてしまったり…。こんな風になるまりちゃん、初めて見たかもしれない。ですが椅子に掛け、堪えるような表情で歌う<ひよこみたいなアイドルですが ご声援のほど>と、それに合わせ振り絞るように深くお辞儀するさまは今までで1番グッと来ました。
本編は終わり、En.に『ナモナイオト』、W En.にミライスカートバンドverの『未来ノート』が。心地の良い充実感に包まれながら聴く『未来ノート』はこの日のバンドセットで1番良かった。コールもオケの時より声を出してた気がします。こうして2時間・全20曲のLIVEが終了しました。まりちゃんは言います。「これからもミライスカートの歌を歌っていくので、好きでいて下さい。」と。

まりちゃんはミライスカートが示してきた世界観や楽曲を、ファンと同じくらい愛し、それをたった1人で守ろうとしてくれてます。優れた製作陣が作り上げてきたプロジェクトを、それがどんなに素晴らしい物だと分かっていたとして、ここまで第一に出来るアイドルを私は他に知りません。それはまりちゃんの持つ好きな物への真っ直ぐさや頑固さからなのかもしれませんが、それでもファンが大事に思っている物をアイドル本人が同じように大事にしてくれるなんて、私はまりちゃんをアイドルの鑑ではないのか、と思うのです。
正直、ワンマン当日まで不安な気持ちを抱いてました。アイドルとしてステージに立ちながらミライスカートの運営業務を兼任し、児島真理奈名義での舞台仕事、更にグループ資金の捻出のため昼には別の仕事をしているまりちゃん。ワンマン当日までのあまりのツイートの少なさ(普段から更新は多くないのですが、この時は特に少なく内容も簡素だった)に、その多忙さを案じました。(まりちゃん大丈夫かなあ…。)と開演直前まで心配だったのですが、蓋を開けてみれば登場即可愛い児島真理奈さんに一気にテンションが上がったし、セットリストや構成も面白く、まりちゃんの"ワンマンという特別なLIVE"への気合いが十分に感じられるとても良いLIVEだと思いました。しかしそれと同時に自分の中に「当日に向けてもっと盛り上がって行きたかった。」という気持ちが残ったのです。
歯がゆい。アイドルというプロジェクトはお金も時間も人も必要で、本当に大変で難しい物なのだと思います。その歯車は易々と軽やかに回っていく物ではないのだと感じるのでした。それならばヲタクはどうする?アイドルの鑑でいてくれるまりちゃんに、ヲタクが応えられる事は何?
私はまりちゃんのLIVEを、イベントを、これからも目一杯楽しむぞ!

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まりちゃーん!来年もまたミラミラの日楽しもうね!ミラー!